大津びわこ大会 湖北ボーイズ対池田ボーイズ

こんにちは、Ujiです(@sakushingakuin_)

8月30日の第二試合湖北ボーイズ対池田ボーイズを書きます。

池田ボーイズをまた見れるとは思わなかった。春に寝屋川球場で一度見ておりその時渡邉くんというかなり速いストレートを投げる選手がいた。その時は終盤につかまってしまい敗れたものの、速球を投げれるのは改めて魅力だと感じた。湖北ボーイズの前田くんも速球派なので対決があったらと思って楽しみでした。

 両投手センタースタメンで始まった試合。乱打戦となりましたが、その中で試合を決めかねない1点の攻防がありました。



目次

スコア

*デッドゾーンで捕球したため走者はそれぞれ一つ進塁することができた。から池グランドには打撃練習で使われそうなネットがあり、プレーするうえで障害物となったのだろう。


タップすると拡大してみれるようになっています。

緑線が投手が交代したところです。


感想

 両チーム合わせて23安打17得点。打線が活発で捉えた打球はどれも速かった。強攻ありエラーありの得点でだったが、試合を左右する1点は湖北の2回の攻撃にあったように見えた。

 3点ビハインドで迎えた湖北の2回の攻撃。1死2,3塁のチャンスに打席は9番清水くん。湖北としては札束を積んででも1点が欲しい場面一方、守る池田の内野はバックホーム体制。まだ序盤で3点リードはあったが、点を取った後の守りもあってか簡単に点を与えてはいけないことをチーム全体が理解していた。

 その清水くんは2球目を振ったが一塁へのファールフライ。攻撃側としては最悪のケースだ。一塁手の小野くんが難なく捕球して池田にはありがたいアウトを1つ取れた。しかし簡単に倒れる湖北ではなかった。小野くんがホームを背に捕球したのを見て、三塁走者の岸くんがタッチアップをしたのだ。小野くんはホームに返球するも送球が逸れてタイミング的にはセーフ。クロスプレーの結果に関係なく、このファールフライはデッドゾーンでの捕球と判断され、走者は1つ進塁権が与えられ三塁走者は生還。湖北は欲しかった1点を手に入れることができた。ここから湖北打線は活発になり前田くんのタイムリーで1点差。3回には2点を入れて逆転し、4回は4安打を集め4点を入れるなど計9得点。試合を大きくリードした。

 から池グランドにはブルペンの壁となるネットが設置されている。小野くんはこの近くで捕球した。地形的にホームに投げづらかったからかそれともまさかタッチアップをするとは思わなくて慌ててしまったからか。三塁走者の岸くんは投手であり野手と比べると無理はできない。そんな彼が相手の一瞬の隙を見逃さず瞬時に判断し行動に移した。そこに湖北の真の強さを見た気がした。


春は3失策と安定しなかった湖北守備陣。初回こそ牽制ミスでピンチを広げ失点したが、それ以降は0失策とかなり安定した。カバーリングをする場面が何度もあり、チーム全体で守る意識があった。

注目の前田くんは1番センターで出場。守備練習を見ても案外うまいし、右中間に抜けそうなあたりも好捕した。打っても今日タイムリーを放っているように走者を返す打撃ができる。何より送球が素晴らしかった。送球は低くて速く伸びがあり、外野からホームまでノーバンで届く。何度見ても驚く。前田くんは外野手としても可能性がある。



本職の投手も改めて凄さを再確認した。130キロを越えるストレートをバンバン投げ、コーナーにしっかり決めれる。それまで活発だった池田打線が沈黙するのも無理はなかった。2回を投げて3奪三振の無失点。圧巻の投球だった。一点差で迎えた終盤なのにマウンドではかなり落ち着いていた。イライラすることが多かった春とは大きな違いだった。投手前田くんはもう4度見てるがこれから何度も見たいと思った。投手で行けるところまで行ってから外野手にも挑戦してほしい。どちらの道を行くにしよ、打撃は磨いてほしい。折角走者を返す打撃が出来るのだから捨てるのは勿体ない。

 他にも守備が上手くターンも速いセカンド櫻井くんに、ファウルながらホームランの当たりを放った上田くんといい選手がいる。彼らも高校での活躍に期待したい。

池田にも楽しいな選手がいる。捕手野上くんは送球が低くて鋭く盗塁を1つ阻止した。取ってから二塁到達まで2.2秒だが数字以上に早く感じた。サード草場くんとファースト小野くんは終始声を出して投手を盛り立てた。声を出してくれる人が内野にいるととても心強い。

 投手渡邉くんは登板した4回は湖北打線の勢いを止めることができず4点を失ったもののそのあとは無失点投球。シューっという音が立っていたストレートは速くロマンがあった。4回を投げて6奪三振。中でも7回に上田くんから奪った三振はアウトローに決まるストレート。ベストボールでした。最後に渡邊くんと前田くんの速球投手の対決を見れてよかった。二人が投げてから試合が締まったようにも見えた。もし、両投手が先発登板していたら投手戦になっていたのでは。そう考えるとまた別の面白さがあったに違いない。先のステージであってほしいと願っています。



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コメント

  1. この記事を読む度に、私まで奮い立たせてもらえます。
    このホームに生還した息子は彦根総合にいきました(^-^)

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