大津瀬田が野洲を完封で締め、関西大会出場決定

 こんにちは、Ujiです(@sakushingakuin_)

9月26日に行われたボーイズ関西秋季大会滋賀県支部予選

大津瀬田ボーイズ 対 野洲ボーイズ

の試合を見に行きました。

勝てば関西大会に出場し、ここで4強まで勝ち上がればタイガースカップに出場することができます。球児の憧れである甲子園で試合ができます。甲子園への道は長く、険しいです。。。

夏の決勝以来の両チームの対決を振り返りましょう。



目次

スコア





盗塁:辻2(ともに3回)、南(4回)

盗塁:山口誠(2回)





タップすると拡大してみれるようになっています。

緑線が投手が交代したところです。

感想

大津瀬田が2-0で野洲を破り、関西大会への切符を手に入れた。たった2点だったがこの2点は数字以上に大きく感じ大津瀬田ナインからは余裕が感じられた。

勝因の一つは河越くんの投球だ。彼は旧チームから登板しており、びわこ大会でも圧巻の投球を見せ勝利にも導いている(びわこ大会 大津瀬田ボーズ対綾部ボーイズ)。3年生相手に通用した投球はこの秋でも当然通用した。速度と威力のあるストレート、止まって見えるチェンジアップ、タイミングを外すカーブ。どの球種もカウントも取れるなどレベルが高かった。

河越くんは打者を良く見ているのか打者の狙いを外すように投げるので野洲打線は的が絞れない。1ヶ月前はどの打者に対して力一杯投げていたが、この日は上位打線には力を入れて抑えに行く一方で、下位打線には適度に力を抜くなど完投する上でペース配分も考えているようにも見えた。打者の狙いを外すのと冷静に力加減をする河越くん。まだ中学2年生だが投球はすでに大人だった。エースで4番というチームの大黒柱になった責任感もあるのだろう。にしてもたった1か月でここまでたどり着くのか。河越くんがどこまで通用するのか気になって仕方ない。

投手の好投にバックも応えた。昨日まで雨が降っておりグランドは濡れており、小雨も降っているなど守備をするには悪い状況だった。にもかかわらず打球をしっかり裁き、得点圏に走者を置いても慌てず確実に処理した。野洲ボーイズやこの次に試合した近江ボーイズは足を取られて滑るシーンがあったのに大津瀬田にそんな様子は全くなかった。実際エラーは0。守備の完成度も高く、投手も安心して投げることができる。守備でリズムを作れるので本当に頼もしい。


敗れた野洲ボーイズ。守備ではエラーが2つ(大津瀬田は0)。秋のチームでグランドも悪い状況での数字なので仕方ない部分もあるが課題が残った。

打線は河越くんの前に散発4安打、得点を奪うことができなかった。注目の辻くんが徹底的に変化球で攻められた。高めのチェンジアップを捉え安打にしたものの、最後の打席はストレートに力負けしてしまった。他の打者もしっかり対策されていたのか自分の打撃をさせてもらえなかった。とはいえ、追い込まれても積極的に振っていくなど最後まで攻める姿勢を見せた。河越くんの全投球数112に対し、野洲がバットを振ったのは56回と半分を占める。打つだけではなく、走ることでチャンスを広げた。3回は辻くんが2つ、4回は南くんが1つ盗塁を決めるなど4回までに得点圏の走者を3度置くなどチャンスは作っている。完封負けではあるが攻めた結果なので悲観することはないと思う。


現段階では野洲と大津瀬田に大きな差があるのは否めない。野洲は先ほど述べたように攻守に課題が多いがその分伸びしろがある。また、旧チームが春から夏に向けて急成長しており、春に初戦で敗れた湖南を夏にリベンジし、決勝まで駒を進めている。そんな彼らを今のチームはしっかり見ていると思う。これから来年に向けて厳しい練習が待っていると思うが、急成長した旧チームを見てる今のチームなら乗り越えれると思う。乗り越えた先にどんなチームになっているのか楽しみです。


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