秋季滋賀県大会準決勝 瀬田工業 対 水口東

 こんにちは、Ujiです(@sakushingakuin_)

10月1日に秋季滋賀大会準決勝 
瀬田工業 対 水口東 
の試合を見てきました。



昨年春にベスト4に進出するなど近年強い水口東と今年夏初戦敗退も近江に善戦した瀬田工業。選抜に向けて近畿大会への切符を手に入れるのはどちらか?
3回で瀬田工業の強さを見ました。試合を振り返ろうと思います。

目次

スコア








盗塁:橋本(1回)、上林(1回)、南井(6回)
盗塁死:北(1回)

タップすると拡大してみれるようになっています。

緑線が投手が交代したところです。


戦況

 瀬田工業が水口東をコールドで下した。

初回に4番小辻くんのタイムリーで先制すると、3回と5回は三塁打とスクイズで2点ずつ追加。6回は6安打を浴びせ5点を奪いリードを奪う。投げても𠮷田くんが危なげない投球で水口東打線を4安打1失点に抑えた。

水口東は初回に1死3塁と先制のチャンスを掴むも無得点。6回に1点を返すのがやっとだった。

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感想

 瀬田工業が7回コールドで水口東を下した。水口東も21年春にベスト4に残るなど力はあるが投打に上回った。瀬田工業の強さは3回に現れた。

 3-0とリードしてなお2死3塁の追加点のチャンスに6番南井くんが四球を選ぶ。南井くんは一塁に到達すると水口東の守備の隙を見て猛然と二塁へ向かった。南井くんを刺そうと水口東の中川投手が二塁へ体を向けた瞬間に三塁走者の杉本くんがホームへスタートを切った。中川くんが二塁に投げずホームへの返球がわずかに早かったため杉本くんはアウトになった。ただ、周囲を冷静に見渡し隙をついて行動した南井くんと杉本くんの連携プレーを秋で既に行っていた。結果は出なくても当たり前のようにしてるように見えた。普段から練習していると思われる。ここにチームの完成度の高さを感じた。

 今年の夏の初戦で近江高校に敗れたものの延長10回3-4と善戦だった。その時のメンバーが7人も残っている。旧チームからの経験者が多いのは秋では大きなアドバンテージとなる。中でも当時から主将を務めたという南井くんがいるのが心強い。チームの中心がいるのは心強く、経験者が少なくても核になる選手がいるとそのチームは強い印象がある。先ほどの走塁プレーを見て下級生から主将を任されるのも納得できる。打席に立っても雰囲気があり、2安打3打点と結果を残した。今は6番だが打順が上がればもっと面白くなりそうだ。

 他にバントの上手さが目立った。6度試みて5度の成功、スクイズも2度決めるなど自信をもっているように見えた。この日2度のバントを決めた4番の小辻くんはお手本のようにきれいに決めた。チーム全体が相当鍛えているだろう。強さの要因の1つに感じた。

 球際が強い一塁手の北くん、正確な送球を見せる宮崎くんなど守備は堅く、投手の𠮷田くんも安定感がある。相当強いチームと当たるとどうなるかわからないが、現地点でも近畿で1勝は狙えるほど強く感じた。まだ明日の決勝戦が残っているため気が早いが、そう思うくらい魅力的に感じた。


 一方敗れた水口東。1回に先頭の橋本くんが安打で出塁し三塁へ盗塁しチャンスメイク。先制点は奪えなかったが果敢に攻めた。初回の中川くんの立ち上がりに1点を先制されたものの何とか耐えていた。先頭打者に四球を与え、盗塁を仕掛けられるも保坂くんが阻止。2回はファウルフライを石崎くんがジャンピングキャッチ。守備で流れを引き寄せようとした。しかし、3回に3番竹内くんの当たりが風にも乗ってセンター橋本くんの頭上を越える三塁打。ここから瀬田工業の勢いが増し、じりじりと失点しコールドゲームになった。

 瀬田工業と地力の差が出てしまったものの、6回は4番保坂くんが意地のタイムリーを放つなどただでは倒れなかった。6回にショートとレフトが見合って安打にするなど課題があるが、チームは出来たばかり。冬を越えて連係プレーを磨いたらさらに強くなるだろう。春以降どういうチームになるのか楽しみである。


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