タイガースカップ準決勝 紀州由良シニアが京田辺ボーイズに逆転勝ち

こんにちは、Ujiです。

本日12月8日に甲子園球場で行われたタイガースカップを見に行きました。
これまで中学野球は観戦しなかったのですが、中学野球に詳しい知人と話をしていて興味が湧き、見に行こう!てなりました。

タイガースカップとは関西のシニア、ボーイズ、ヤングと硬式ボールを扱うリーグの上位者が集まり、関西No.1を決める大会です。


何が良いかと言いますと、
・12月まで試合をしてくれる(高校は11月中旬で公式戦は終わり)
・バックネット裏の席が無料で並ばずに座れる(高校では泊りがけでも無理)
・将来高校で活躍するかもしれない選手を見れる

良いところばかりです。この大会に出場した選手は後に強豪校に進学し、甲子園に凱旋する例も多く、今回の大会にも出場する大阪福島シニアには過去に中川卓也(大阪桐蔭ー早稲田大学)、野村大樹(早稲田実業ーソフトバンク)、増田陸(明秀日立ー巨人)などがいました。原石を探しているようでワクワク感が止まりません。



本日は
① 京田辺ボーイズ VS 紀州由良リトルシニア (準決勝)
② 紀州ボーイズ  VS 龍野ボーイズ     (準決勝)
③ ①と②の勝者                (決勝)

でした。まずは京田辺ボーイズと紀州由良リトルシニアの試合を振り返りたいと思います。


先攻 京田辺ボーイズ 後攻 紀州由良シニア
           
1 ○森内 1 塩路
2 岩内 2 松井
3 松尾 3 ○坂尻
4 谷口 4 山本
5 石本 5 前田
6 矢口 6 西野
7 平山 7 奥地
8 一本 8 尾藤
9 吉川 9 小竹

こちらが両者のスタメンで○は主将です。
ちなみに一本(いちもと)くんと小竹(しのう)くんと読みます。


紀州由良シニアの塩路くん。ストレートとスライダー系の変化球で勝負します。ストレートは110km/h台ですが、インコースにしっかり投げ込めるので気が強い人かもしれません。また、変化球でカウントが取れるのでゲームメイクできる投手です。


京田辺ボーイズの松尾くん。ストレートにスライダー系とカーブ系の変化球を持っています。ストレートは110km/h後半で速く感じましたし、カーブも落差があり投手としては魅力があります。


・1回表 京田辺ボーイズ

塩路くんの立ち上がりを攻めます。
1死後2番岩内くんがレフト前にクリーンヒットで出塁、盗塁で2塁に進塁。
3番松尾くんが一二塁間を破るヒットで繋ぎ、更に盗塁を決め2,3塁に。
4番谷口くんは三振で倒れますが、
5番石本くんは四球を選び、2死満塁。
6番矢口くんですが見逃し三振に倒れ無失点に終わります。

矢口くんはファウルで粘ったのですが最後インコースのストレートに手が出ず三振に倒れます。当たれば押し出しの場面でそこに投げた塩路くんを褒めるしかないです。


・1回裏 紀州由良シニア

3番坂尻くんがサードのエラーで出塁しますが、4番の山本くんが三振に倒れ無得点。


・2回の攻防
両チーム三者凡退で倒れます。


・3回表 京田辺ボーイズ

試合が動きます。
1死後2番岩内くんの打球がファーストのグラブを弾き、外野に転がる間に二塁に進塁。
3番松尾くんがセンターへ大飛球を放ちアウトになるも2塁走者は三塁へ。
チャンスで4番谷口くんが三遊間を叩き割るレフト前タイムリーで1点を先制。
更にバッテリーミスで一気に3塁に進むと、5番石本くんがセンターへタイムリーヒット。
2-0京田辺ボーイズがリードします。

京田辺は打線に力があるように感じました。岩内くんの打席は記録はエラーですが、強襲安打でもおかしくないと思います。5番石本くんのタイムリーも少し芯を外れていましたがしっかりセンターに持って行きました。

・3回裏 紀州田辺シニア

すぐさま反撃します。
先頭の8番尾藤くんがサード横を襲うレフト前ヒットで出塁。
9番小竹(しのう)くんが送って1死2塁で、1番塩路くんがセンターへのヒット。
2塁走者尾藤くんが一気にホームを付き1点を返します。
続く2番松井くんがレフト前ヒットを放ち、レフトが打球をファンブルする間に走者はそれぞれ進み、1死2,3塁とチャンスメイク。
ここで3番坂尻くんの打球はライトへの飛球に。これをライト岩内くんが捕球できず後ろへ転々と。。。逆転の2点適時三塁打となりなおも1死3塁と追加点のチャンス。
4番山本くんは三振に、5番前田くんはファーストファウルフライに倒れましたが、3-2紀州由良が逆転します。

集中打が光った紀州由良シニア打線。相手のミスも誘い一気に逆転しました。
京田辺ボーイズとしてはファンブルに後逸と不運な場面が続きました。

・4回表 京田辺ボーイズ

取られたら取り返したい京田辺
先頭の7番平山くんが三塁線に安打を放つと盗塁で2塁に進む。
8番一本(いちもと)くんは三振に倒れるも、9番吉川くんが投手返しのヒットで繋ぎます。
更に盗塁で1死2,3塁の大チャンス。
ここで上位打線に回りますが、1番森内くん2番岩内くんが三振に倒れ得点ならず。

4回までに4盗塁を決めるなどチャンスは作りますが、塩路くんがインコースにストレートを投げるなど強気の投球の前に得点することができません。


4回裏の紀州由良シニアと5回の京田辺ボーイズの攻撃時は外に出ていたので見てはいないですが、それぞれ3人で終わっていました。

・5回裏 紀州由良シニア

京田辺ボーイズの選手が交代していました。
センターの谷口くんが投手に、投手の松尾くんがショートへ。ショートの一本くんに代わってセンターに選手が入りましたが、すみませんここは聞き逃しています。

1死後1番塩路くんがライト前にヒットを放ちます。
2番松村くんが送りバントを試みますが、打球は投手の前へ。谷口くんが二塁に投げて封殺。
続く3番坂尻くんのところで松井くんは盗塁を試みますが、モーション前に走っており気付いた谷口くんが松井くんを挟殺プレーでアウトにします。

守備もいい谷口くん。京田辺ボーイズは流れを引き寄せたいです。


・6回表 京田辺ボーイズ

6番からの打順ですが三者凡退に倒れます。
7番平山くんはいい当たりだってんですが正面を突くなど中々ヒットにならないです。


・6回裏 紀州由良シニア

4番山本くんがレフト前にヒットを放ちますが後続が倒れ無得点。


・7回表 京田辺ボーイズ

ここで追いつきたい京田辺ボーイズ
先頭の9番吉川くんはファーストライナーで1死。
1番森内くんは7球粘ったのですがショートゴロで2死。
2番岩内くんはセンターに抜けそうな当たりをセカンド松村くんが取って一塁に送ってゲームセット。

紀州由良が3-2で勝利し、決勝進出です。


塩路くんの強気の投球が導いた勝利ではないかと思います。
初回と逆転した後の4回に2安打と2盗塁で得点圏に走者を勧められます。ここで強気にインコースを攻め、三振に切ったのが大きかった。高校生でも中々投げる人は少ないですし、ここぞで投げる塩路くんはやはり良い投手だと思います。

 7回8奪三振と三振を多くとっていますが、打たせて取る投手のイメージがありました。変化球でカウントが取れますし、野手も守りやすい感じがしました。実際野手の動きは良かったです。塩路くんが進んだ高校は勝ち上がる気がします。強豪校でなくても選抜なら出れるのでは?と想像してしまいます。これからも注目していきたいです。
決勝戦が残っていますが優勝してほしいです。

一方、敗れた京田辺ボーイズですが守備のミスが得点に繋がったのが痛かったです。
守備練習から正面の打球を弾く場面が目立ち、3回の逆転でも出てしまった。後に三塁打を打たれるので結果的には同じでもファンブルは勿体無いミスに感じました。
ただ、攻撃と走塁はすごく、上位打線は打球が力強く、走塁も一つでも先の塁に進む意思を感じました。守備力を上げればスキのないチームになるのでは?
あと、松尾くんは能力が高いです。投げても速いストレートに変化量のあるカーブを投げ、ショートを守っても動きがよく簡単に打球を処理していました。高校ではどういう風になるのか今から楽しみです。
谷口くんも投手ができてフィールディングも良かったです。これからも外野で守りつつ投手をすることもあるのかな?
もし京都の高校に入れば甲子園に出て活躍するのかもと夢を見ています。他県に行っても応援します。

あくまで1野球ファンの妄想ですが、こんな夢を見てしまうくらい良い選手を見たなと思いました。

コメント

人気の投稿