同志社大が近大のミスを上手く付けこみ、開幕戦白星発進

こんにちは、Ujiです。

本日(4/6)に関西学生野球春季リーグの開幕戦を見てきました。

第一試合は
同志社大学 ー 近畿大学のカードです。


同志社大学の野球観戦は3月の早稲田大学との練習

試合を含め2戦2敗、計1得点という結果なので本日

こそ多く点を取りたいし、勿論勝ってほしい!


相手は昨秋関西リーグを制し、明治神宮大会にも出

場している近畿大学。しかし、今日は近畿大学がミ

スをし、動揺したところを同志社大学が上手く付け

込みました。



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戦評


*スコア成績はタップすると拡大するようになっています。


 開幕戦は3回の攻防が勝敗に大きく影響した。

回、近大は1アウト1塁から内野ゴロと走塁ミスもあ

り先制機を逃す。気持ちが落ち着かない近大投手陣

に同志社打線は2番杉内くんに始まり4番松本くんの

本塁打で終わる3連打3得点で先制に成功する。投げ

ては高橋くんが6回2安打無失点の好投。継投した西

村くん、難波くんは近大の攻撃を受けるも2点に抑

え同志社が開幕戦を白星で飾った。近大は終盤に反

撃を試みるも7回はボークによる失点、8回は3塁打

で本塁を狙うも憤死するなど最後まで動揺を隠しき

れない状態でした。

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ハイライト

・3回表 近大の攻撃

1アウト1塁から1番竹村くんが一塁線のゴロ。これ

を四川くんが捕球しベースを踏んで2アウト。1塁走

者の林山くんは2塁に進んではいたが、ファウルと

勘違いしたためか1塁に戻ろうとしたところをタッ

チアウト。3アウトとなり攻撃が終了します。



・3回裏 同大の攻撃
ホームランを放ち、ダイヤモンドを一周する松本くん。15年春に桐蔭戦で2打席連続満塁弾を打った印象が強かっただけに、大学入学して初めての本塁打が意外だった。



走塁ミスをした林山くんは気持ちが落ち着かず、先

頭の1番小川くんに死球を与えます。小川くんは2球

目に盗塁をしかけるも井町くんの好送球でタッチア

ウト。チャンスは潰えたと思ったが、2番杉内くん

がレフトの頭上を越える2塁打でチャンスメイク。3

番片岡くんはセカンドへのゴロを放つも、セカンド

の手前でイレギュラーバウンドし、セカンドがボー

ルを対応できない内に杉内くんがホームイン、1-0と

先制。続く4番松本くんが2ボールからの甘く入っ

た3球目を捉え、滞空時間の長い2ランホームラン。

3-0と主導権を握る。



・4回表 近大の攻撃

4番佐藤くんのレフトへのファウルフライを鎌倉

くんがダイビングキャッチ。風で打球が流される難

しいあたりもよく掴みました。



・7回表 近大の攻撃
 
0アウト1,2塁で6番向くんの打席、2球目にエンド

ランを試みるも打者は空振り、2塁走者は三塁で

タッチアウト。1アウト2塁で向くんはライト前ヒッ

トを放ち、1アウト1,3塁の好機も7番片岡くんは浅

めのセンターフライ、8番代打の梶田くんはセカン

ドゴロに倒れ、得点ならず。


・7回裏 同大の攻撃

先頭の杉内くんが2塁打で出塁し、バントで三塁に

進む。4番松本くんはフルカウントからセカンドゴ

ロに倒れる。5番鎌倉くんの2球目にまさかのボーク

判定。4-0とリードを広げる。その鎌倉くんはショー

トゴロも送球がそれてエラーで出塁。ボークでチー

ムが揺らぎ、それがエラーを生んだものにも見え

た。



・8回表 近大の攻撃
近大の4番佐藤くん。大きな体から豪快なスイングを見せる。本日2安打にバント処理も軽快に捌いて見せました。


2アウト1,2塁から4番佐藤くんがセンターフェンス

直撃の長打を放ち2人が帰るタイムリーヒット

ボールを処理する間に3塁を回り、ホームも狙うも

三本間で挟まれタッチアウト。


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感想
 
 同志社大が先攻逃げ切りで開幕戦を白星でスタート

させました。ピンチを凌いだ直後に得点を奪うなど

理想的な試合運びでした。開幕戦での緊張感から

か、気持ちの面でプレーに大きく影響したと思いま

すし、中でも3回の攻防がゲームを大きく左右した

のではないかと思います。


3回の近大の攻撃の場面、1アウト1塁で1番竹村くん

が放った一塁線へのゴロをまず四川くんが捕球し

ベースを踏むのですが、正直フェアかファウルか微

妙な感じがした。実際フェアだったのだが、一塁走

者の林山くんは審判のジェスチャーを勘違いしたの

か帰塁してしまった。この場面は走者の走塁ミスと

いうより「確認ミス」の方が近い気もします。上位

打線に入る中、確認ミスでチャンスを潰したこと。

また、この一塁走者は投手であるのがまた大きいと

ころ。投球はよく気持ちでプレーが左右すると言わ

れるだけに、気持ちの整理がつかないまま投球に入

り、先頭打者の初球に死球を与え、コースが甘く

入ったところを痛打されてしまった。


リードされた近大に今度は「焦り」が出た。7回は0

アウト1,2塁でエンドラン失敗、チャンスは続いてい

たが得点ならず。8回の場面はランニングホームラ

ンになってもおかしくなかったが、同志社の打球処

理が予想以上に早く、打者走者は三塁を回ったとこ

ろで戻ろうとしたが戻り切れずタッチアウトになっ

た。焦りが「迷い」も生んだようにも見えた。


トーナメント方式の高校野球と違い、リーグ戦での

大学野球でも負けられない戦いがある。その中で気

持ちが占めるウエイトは大きく、1つのプレーで試

合を大きく左右してしまう。今日はそれが出た試合

だった。結果は4-2とロースコアであるが心情的には

もっと差があるように感じた試合でもあった。
 

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