春季全国大会京都予選準決勝 洛北ボーイズ対舞鶴洛中ボーイズ合同
こんにちは、Ujiです(@sakushingakuin_)
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緑線が投手が交代したところです。
△マークは左打者
戦況
先手を取ったのは洛北。2回1死3塁から8番川本くんの当たりをレフトがダイビングキャッチを試みるも捕球できず、洛北が1点を先制します。そのあと2死2塁、3回も2死2,3塁とチャンスを作るものの舞鶴洛中の藤原君の前に追加点が奪えません。
藤原くんを援護したい舞鶴洛中。5回までに3人で終わったのが4度、4回の満塁のチャンスを活かせずも6回に再びチャンスが来ます。2死満塁で6番渡邊くんが四球を選び同点。試合を振り出しに戻します。そのあと追加点を奪えず、試合は延長戦へ。
試合規定により9回はタイブレーク方式で1死満塁からスタート。緊迫の場面も8回から登板した舞鶴洛中の渡邊くんが2者連続三振で切り抜ける。直後の攻撃で5番市村くんが5球目をとらえ打球はレフト前へ。三塁走者がかえり試合が決着。
舞鶴洛中が延長タイブレークを制し、決勝へ駒を進めた。
感想
延長タイブレークにまで及んだ準決勝第1試合。舞鶴洛中がサヨナラで決勝に進出した。1点を争う好ゲームだった。
目立ったのは藤原くん。エースで4番。彼がいたからチームがここまで勝ち上がれたのも納得できる選手だった。
まずは投手、初回に2,3塁のピンチも動じず3連続三振。4回以降は二塁すら踏ませなかった。奪った三振は13個で内9個がストレート。初回の3つも全部ストレートでの三振だ。回転数が多いのか伸びがあり、ストレートを洛北打線はまともにとらえることができなかった。変化球でもカウントが取れ、時折スローカーブのような遅球も投げていた。しっかり考えて投げているようでまだまだ引き出しがありそうだ。
打者として、初打席に芯でとらえてヒットを放つなどセンスの高さを感じた。後の2打席は申告敬遠。1点を争うゲームで無理に勝負する必要はないし、彼が打つとチームが勢いに乗るだろう。敬遠されるのも無理はない。
彼の前後の打者がアシストした。4回に3番山内くんが、6回に山中くんが死球で出塁。藤原くんの前に走者が出たが、藤原くんが良くてもこの日の洛北の河野くんから長打を打つのは難しい。負担を軽くするために共に盗塁してチャンスを広げた。この後藤原くんが申告敬遠されるが山中くん、山内くんら上位が出塁したのは大きかった。
4番が敬遠されると後ろの打者が重要となってくる。5番市村くんは4回にレフト前ヒット、6回は四球で続き満塁で渡邊くんにバトンをつないだ。4回こそ無得点だが、6回には四球を選んで押し出し同点に追いついた。5番市村くんは9回にサヨナラ打も放っている。後ろの打者で点を取ることができた。
守備もしっかり守った。序盤こそバタバタしてピンチを広げたが中盤には落ち着き終われば無失策。失点も最少に食い止めた。捕手山内くんは肩が強く二塁まで低い弾道で投げることができ、盗塁を1つ阻止した。
8回から登板した渡邊くんは2回を無失点。9回の1死満塁も動じず0で切り抜けた。彼のストレートは速くなく100キロ前後か。それでも回転数が多いのか打者はボールの下を振っており、奪った三振は全てストレートだった。過去にも似た選手がいたのだが、球速は速くないのに空振りを取れる投手がいる。回転数が多いとか理由はあるだろうがこの手の投手は不思議とずっと印象に残っている(参考;タイガースカップ決勝戦は和歌山対決;6回裏の紀州ボーイズの攻撃で登板した山本くん)
藤原くんの能力の高さに目が行ったが、ほかにも活躍した選手がずらり。チーム全体で掴んだ勝利といっても過言ではない。
敗れた洛北ボーイズ。藤原くんと渡邊くんの前に1失点に抑えられ16三振も奪われてしまった。とはいえ、上位下位関係なく積極的に振っていき134球中65回バットを振った。2巡目も川本くん、青木くんがファウルで粘るなど徐々に対応しているようにも見えた。ただ、三巡目に入る5回の攻撃で三者凡退に終わったのが痛かった。3巡目に入る1番からの好打順。前の守備で満塁のピンチを凌ぎ勢いにも乗る場面だった。1人でも出れば洛北は流れをつかめたかもしれない。大きなチャンスを逃してしまってから大振りが目立ちスイングの型が崩れてしまった。4回以降は1安打で9回の満塁も無得点とチャンスを活かすことができなかった。藤原くんが立ち直ったのもあるかもしれない。5回の攻撃を活かせなかったのが痛かった。スイング自体は悪くないのでしっかり修正して来年良い形で持っていきたい。
守備も堅くこちらも無失策。二遊間は特にうまくエラーする気配がなかった。控えやボールボーイが基本に忠実な形で捕球しているのを見てチームの守備力は高いと感じた。こちらも準決勝まで勝ち上がるのも納得できるチームで来年以降も楽しみなチームです。
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