2021年選抜高校野球 出場校予想1/2(東北、関東・東京)

 こんにちは、Ujiです(@sakushingakuin_)今年も何卒宜しくお願い致します。


去年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で様々な活動が制限されました。高校野球も例外ではなく、選抜・春の公式戦・選手権・明治神宮大会など軒並み中止。高校球児の悲しむ姿をメディア通じてみるのがつらかったです。代わりに独自大会や交流試合という形で野球が行われました。場を用意していただいた高校野球連盟の方々、高校野球関係者の皆様の英断に感謝いたします。昨年は無観客試合が多く高校野球を現地で見ないまま1年が過ぎてしまいました。今あることが決して当たり前ではないと痛感しました。今年の選抜は行われる予定で観客を導入する方向です。現地で見たいのはもちろんですが、無事に開催してくれたらと祈る日々です。


では本題。1月29日に発表される選抜高校野球の出場校。その予想と理由を書いてみました。確実な高校もあれば際どい高校、意外な高校が出場するなど予想は難しい。どこが選ばれるのか想像するのも高校野球の楽しみの1つ。今年も書いてみましたが難しい地区が多く文章量も多めになってしまいました。なので二つにわけて書きます。


・出場校予想一覧


・北海道(1枠)

北海

・東北(2枠)
仙台育英
△柴田
・関東・東京(関東4、東京1にどちらか1の計6枠)
健大高崎
常総学院
専大松戸
東海大甲府
東海大菅生
日大三
・北信越(2枠)
敦賀気比
上田西
・東海(2枠)
中京大中京
県立岐阜商業
・近畿(6枠)
智弁学園
大阪桐蔭
市立和歌山
京都国際
神戸国際大付
龍谷大平安
・中国・四国(中国2、四国2、どちらかに1の計5枠)
広島新庄
下関国際
明徳義塾
聖カタリナ学園
△小松
・九州(4枠)
大崎
福岡大大濠
明豊
宮崎商業
・21世紀枠(4枠)
富山北部・水橋
川之石
△石橋
△東播磨


〇が出場濃厚、△が出場当落選上。今回は△を選んだ理由を書く

・選考理由

地区ごとの一般選考枠は昨年秋の県大会・地区大会の成績をもとに出場権が与えられる。優勝校、準優勝校、ベスト4と上に行けば行くほど選ばれる率が高いです。枠が2つある地域は
原則優勝校、準優勝校が選ばれますが、準優勝校も決勝で大敗したため選ばれず、準決勝で接戦を演じたチームが逆転で選考されることも十分あります。今回はその可能性が十分にありそうな4つの地域(東北、関東・東京、近畿、中国・四国)と21世紀枠での選考理由を書こうと思います。北海道、北信越、東海、九州は逆転選考の可能性が低いとみて今回は理由を省かせていただきます。一般枠は成績のみならず、学校の運営、試合内容、地域性、高野連の好みなど様々な観点から選考されるため候補とトーナメントも挙げながら説明しようと思います。長くなりますが最後まで読んでいただけると幸いです。

・東北(2枠)
 
優勝 仙台育英(宮城1位 私立)
準優勝 柴田(宮城3位 公立)
ベスト4 花巻東(岩手3位 私立)
ベスト4 日大山形(山形1位 私立)


決勝に勝ち進んだのは仙台育英(宮城1位)と柴田(宮城3位)。仙台育英が18-1で柴田を破り優勝。同校は県大会準決勝でも相まみえており、12-2の5回コールドで仙台育英が勝利している。柴田の代わりに準決勝で0-1と善戦した花巻東も逆転のチャンスを伺う。

私は柴田が選ばれると予想している。柴田は東北大会で4勝を挙げ内3つは県1位からのもの。準決勝で日大山形を完封するなど勝ち上がりは十分評価できると思う。決勝の大敗は痛い材料であるが、2013年に決勝まで勝ち進んだ東陵は大敗したものの選抜で選ばれた(2013年秋季東北大会)。ベスト4に勝ち進んだ花巻東は岩手1位で優勝した八戸光星学院に2-1と善戦したものの選考ならず。この例から見ても柴田の選考の可能性は十分高い。

今回花巻東の逆転選考の可能性は低いとみてる。仮に花巻東が県大会で柴田と対戦して勝利していたなら可能性はあった。実際に2008年の秋季東北大会で例がある(2009年選抜出場校理由一覧;09年に東北から甲子園に出たのは光星学院と花巻東と利府。一関学院は準優勝したものの県大会で花巻東に敗れたということで選考ならず)。今回は地区も違うし東北大会3勝と柴田より少ない。また県3位では逆転するのは難しい。仙台育英が東北地区で無双しコールドで勝ち上がる中、花巻東は1点に抑えている。実力は十分ある。

・関東・東京(計6枠)
関東地区
 ベスト8 東海大相模(神奈川1位)
      鎌倉学園(神奈川2位)
      国学院栃木(栃木1位)
      木更津総合(千葉1位)
東京 
 準優勝  日大三
 ベスト4 関東一
      二松学舎大付

上の学校の運営は全て私立

関東地区で4つ、東京で1つ、残り1つを上記7校が争う形になるだろう。
関東の1番手は東海大相模。昨年の交流試合で好投したエース左腕石田くんを擁して神奈川を制した。準々決勝では9回に逆転サヨナラで敗れたが接戦だった。国学院栃木や木更津総合が大差で敗れていることから試合内容では相模が一歩リードしている。

一方で東京は日大三が候補。決勝で1-6と敗れたものの6回まで1-2と接戦。背番号10の左腕宇山くんの活躍も光った。ベスト4で関東一、二松学舎大付属がチャンスを伺うものの、日大三に逆転するのは難しい。

今回は日大三を選んだ。というのも日大三は際どい所で選ばれるケースが過去に2回あった。1つ目は2009年秋。日大三は東京ベスト4だったものの優勝した帝京に4-5と善戦したこと、準優勝した東海大菅生が1-13と大敗したこともあり逆転で選ばれる形になった。この時関東地区では桐蔭学園(神奈川2位)が候補に挙がっていたが、実力で日大三に軍配が上がった(2010年選抜出場校 選考理由)。このとき関東高野連では満場一致で日大三を選び、日大三は選抜準優勝、翌年は選抜ベスト4に選手権で優勝を果たすなど実力評価も納得の選考であった。

もう1つは2016年秋。早稲田実業の清宮幸太郎がいた年である。東京準優勝の日大三と関東ベスト8の慶応義塾が対抗することに。結果として日大三が選ばれ、早稲田実業に9回逆転サヨナラ負けも接戦、清宮から5三振を奪った櫻井投手、決勝でホームランを放った金成選手などこちらも実力で評価されての選考だった(2017年選抜出場校 選考理由)。私は慶応義塾が選ばれると思っていた。慶応義塾と早稲田実業の選抜での同時出場は2009年の1度のみ。8年ぶりの早慶戦の可能性があったのと、慶応義塾は神奈川1位で準々決勝は前橋育英に9回サヨナラ負け。また森田投手と正木選手と投打の軸がいるなど試合内容も選手力も日大三に負けていなかった。6枠目を勝ち取ったのは日大三。この件がすごく気になっている。


東海大相模は神奈川1位で関東ベスト8。サヨナラ負けくらうも2試合2失点など評価は高い。昨年の交流試合で大阪桐蔭相手に好投した石田くんの存在が大きい。選抜出場の上で好投手の存在はポイントが高い。選考の上で気になるのが2つある。

1つは神奈川1位は決定打にはならない。先ほどの慶応義塾に2015年秋の平塚学園も接戦で敗れたが選ばれず東京準優勝校が選ばれた。一方、横浜高校が1位の時は選ばれやすい。11年秋、13年秋、19年秋と微妙な圏内に入ると選ばれた(19年秋はコールド負けしており選抜でも明豊に5-13と大敗した。選考理由は及川がいたからで、その及川が滅多打ちにあったためこの先同じ理由で選考されると思えない)。東海大相模は選抜出場する際は殆どが確定圏内まで勝ち進んだもの。際どい所にいたことがないので今回ではどう転ぶかがわからない。

もう1つは6枠目が4年連続で関東に偏った例がない。現在3年連続で6枠目に関東から選ばれている。今年は東京に流れる可能性もあるのではと考える

この2つの要素で東海大相模を外すのか?といわれるとすごく微妙。それくらい東海大相模のポイントは高い。両方選んでほしいというのが正直な感想。明治神宮枠の代わりがここに当ててくれたらと思ってしまう。どっちかしか選べないのがつらい。


今回はここまでです。
です。読んでいただけると幸いです。

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