好投手と噂の前田選手が登場 湖北ボーイズー近江ボーイズ

こんにちは、Ujiです。

ボーイズ春季全国大会滋賀県予選準々決勝

湖北ボーイズ　VS　近江ボーイズ

の試合を書きます。

湖北ボーイズに好投手がいるという噂を聞いたので見てみたら、やはり良い投手でした。この試合では良さを存分に発揮してくれました。

短評
湖北ボーイズの投打の軸が活躍した。初回に4番大橋くんがレフトに先制のタイムリーを放つと、同点で迎えた3回にも大橋くんがタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。7回にもヒットとエラーで2点を加えるなど打線が前田くんを援護。投げては先発前田くんが伸びのあるストレートを中心に7回1失点68球完投。一方、近江ボーイズは初回に連打で1点を返すも、2回以降は三塁に進めず。先頭打者を一つでも先の塁に進めようとするも湖北守備陣に阻まれた。



試合詳細

湖北ボーイズは注目の前田投手。左投げで横浜高校の及川投手に似ている。ストレートに伸びがあり、タイミングを合わせるのが難しい。スライダー系も投げる。

近江　先発の大山くんは右のオーバーハンド。ストレートの速さは前田くんに負けない。縦の変化球も投げる。大山くんの球を受ける安田くんは送球が良く、正確に二塁に投げる。


・1回表　湖北ボーイズ

湖北ボーイズが大山くんの立ち上がりを攻めます。
1アウト後、2番高山迅くんがセカンド左を襲うヒットで出塁すると、盗塁で2塁に進塁。3番藤田くんのサードゴロの間に3塁に進む。チャンスに4番大橋がライトの前にタイムリーヒット。1点を先制します。

・1回裏　近江ボーイズ

すぐさま反撃の近江ボーイズ

2アウト後、3番中井くんが前田くんのスライダーを捉えレフトの頭上を越える3塁打。4番安田もスライダーを捉え、レフト前にタイムリーヒットを放ち、同点とします。

・2回表　湖北ボーイズ

先頭の前田くんがセンター前ヒットで出塁し、盗塁を試みますが刺されてしまい1アウト。続く打者も倒れ、3人で終わり無得点に終わります。

・2回裏　近江ボーイズ

先頭の中島くんが初球から振っていき、レフトとショートの間に落ちるヒットを放ちますが、直後に前田くんの牽制によりアウトになります。続く森田さんもセンターにヒットを放ち、送りバントで2塁に進めますが後続が絶たれてしまいます。

・3回表　湖北ボーイズ

1番千葉くんが死球で出塁し、高山くんのセンター前ヒットで2塁に進みます。2アウト後、4番大橋くんが今度はレフト前にタイムリーヒットを放ち、2-1と勝ち越しに成功。

・3回裏　近江ボーイズ

1番辻くんからの好打順も3者凡退。全ての打者が初球から仕掛け凡退に終わるなどわずか3球でこの回が終わりました。究極の打たせて取る投球でした。

・4回表　湖北ボーイズ

1アウト後、7番藤原くんがレフト前ヒットを放ち、盗塁で2塁に進みますが、後続が倒れこの回無得点。

・4回裏　近江ボーイズ

先頭の安田くんが四球を選び、送りバントで2塁に進みますが、後続が倒れこの回無得点。

・5回表　湖北ボーイズ

1番千葉くんがセンター前にヒットを放ち、盗塁で二塁に進みます。2アウト後、4番の大橋くんでしたが敬遠気味の四球で出塁。1,2塁のチャンスに近藤くんはセンターフライに倒れ、無得点。

・5回裏　近江ボーイズ

先頭の山本くんがセカンドとファーストの間に落ちるヒットで出塁するも、初球から攻めますも湖北の堅い守備陣の前に次の塁に進むことすらできません。

・6回表　湖北ボーイズ

先頭の前田くんがショートを襲うヒットで出塁します。次の打者の時にディレードスチールを試みますが、刺されてしまいます。8番川邊くんに代打高山くんを送るなど攻撃を仕掛けるものの、ファーストゴロに倒れます。

・6回裏　近江ボーイズ

2アウトから5番大山くんがライト前にヒットを放ちます。ここで途中出場の森田くんが打席に立つもセカンドフライに倒れ、この回無得点。

・7回表　湖北ボーイズ

最終回に動きます。
先頭の横田くんに代打横井くんが打席へ。バントを試み、投手の大山くんが処理して一塁に投げるもまさかの悪送球。横井くんは2塁に進みます。1番千葉くんのセカンドゴロで3塁に進むと、2番高山迅くんがライトにタイムリーヒット。さらにライトの後逸で高山くんが一気にホームイン。2点を追加し4-1と大きくリードを広げます。

・7回裏　近江ボーイズ

あとがなくなった近江ボーイズ。

先頭の森田さんはファーストストライクから打つもセンターフライ。8番山本くんも初球から打ちに行き、セカンドゴロで2アウト。9番岡田くんに代打近藤くんが送られるも空振り三振に倒れ、ゲームセット。

4-1と湖北ボーイズが勝ち、準決勝に駒を進めました。

感想

　湖北ボーイズの前田くんの投球が良かったです。投球フォームの影響か、ストレートには伸びがあるのだろうか、近江ボーイズの打者はストレートにタイミングが合わず、振り遅れる場面が目立ちました。2回以降の被安打はストレートが殆どですが、何れも捉えた当たりでは無かったです。将来性的には先輩の横川凱(湖北ボーイズー大阪桐蔭ー巨人)クラスになるのではと思っています。ストレートでゲームを作ることができるのが魅力で、滋賀を代表する投手になると思います。これがまだ2年生であるのが恐ろしいです。上背はあまりなく、線は細いのですが、これから成長し大きくなると思います。

　捕手の大橋くんは打っては2本のタイムリーと4番として前田くんを援護。がっちりした体型から放たれた打球はとても速かったです。長打を期待しそうですが、きっちり単打を打ち、打点をあげる仕事人であり、頼れる4番でした。

一方の近江ボーイズですが、最後まで攻める姿勢を見せてくれました。初回の攻撃では高く浮いたスライダーをしっかり捉えましたし、2回以降3塁は踏めないとは言え、送りバントなど一つでも先の塁に進める意識を感じました。打者27人中17人がファーストストライクから振っているなど積極性も見られました。前田くんはストレートでもスライダーでもカウントが取れるのでじっくり見て相手のペースになるくらいなら、ファーストストライクからドンドン振っていった方がいいと思っての作戦だったと思います。

　捕手の安田くんは送球がよく、二塁に正確に投げることができていました。本日3つ盗塁を許しましたが、全て取って投げようとする際にファンブルして送球が遅れてしまったものできちんと取れて送球できれば、アウトに出来たと思います。打っても同点打を放ちましたし、こちらの扇の要も侮れません。