同志社大ー早稲田大の定期戦が復活

こんにちは、Ujiです。

3/17日に同志社大学ー早稲田大学の練習試合が滋賀

の皇子山球場で行われました。2校は37年ぶりに定

期戦が復活するのと関西で早稲田大学の選手を観る

のは中々ないのでせっかくですし観戦してきまし

た。


午前までは雨が降って試合が行われるか不安でした

が、午後に入ると雨が止み定刻通りに試合をするこ

とができました。

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短評

早稲田大学が相手の隙をついて得た1点を守りきっ

た。5回守備のエラーから1アウト2,3塁とし、8番岩

本くんがライトへの犠牲フライを放ち先制に成功。

投げては早川が2回こそピンチを招くも三振で切り

抜け後は危なげない投球。6回以降は3投手が起用す

るもきっちり抑え、1-0と同志社大に投げ勝った。

同志社大は相手より多い7安打を放つも2回以降は2

塁すら進めず悔しい完封負けを喫した。

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スタメン

両チームメンバーが豪華

早稲田大
・1番滝澤くんは山梨学院で4番を担い16年夏の甲子園出場

・2番吉澤くんは大阪桐蔭の3番主将で2度の選抜を経験

・主将の4番加藤くんは早実の4番で3番清宮くんと強力打線を担い4強入り

・5番檜村くんは木更津総合で1年夏からレギュラーで3年春には甲子園初戦で逆転3ランホームラン

・7番小藤くんは日大三出身の強肩捕手

・8番岩本くんは大阪桐蔭17年春に優勝した時の記録員。選抜前に有鉤骨を骨折したためメンバー入りは出来なかったが、けががなければプロに行けたのではと噂されるほどの逸材。

そして先発投手早川くんは木更津総合のエースで16年春夏連続でベスト8に導いた左腕

一方、同志社大学

・1番小川くんは龍谷大平安の1番センターで16年春の甲子園でベスト4入り

・主将の2番杉内くんと3番山内くんは今治西で15年春夏連続出場。杉内くんは投手も遊撃手もこなすセンスの塊

・4番松本くんは敦賀気比で15年春の優勝メンバー。大阪桐蔭田中投手(立教大)から2打席連続満塁弾を放つなど桐蔭ファンにはイヤでも覚えられる選手

・7番栗林くんは中学では日本代表の捕手として寺島(履正社ーヤクルト)の球を受け、大阪桐蔭でも捕手で高山(日本ハム)を好リード。神宮大会にも出て早川くんから一発も放っている。

・8番鎌倉くんは聖光学院の5番打者で16年夏にベスト8入り

・9番本間くんは敦賀気比出身で16年春に甲子園を経験

そして先発の溝田くんは履正社のエースとして14年春にチームを準優勝に導き、初戦の小山台戦では9回1アウトまで無安打投球しています。

両チームスタメンのみならず、控えにも高校時代に活躍した選手が控えており、高校野球ファンとして楽しみで仕方ない1戦です。

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試合詳細


両チームの主将が並びます。
加藤くん(左)と杉内くん(右)は3年夏の甲子園に出場して初戦で戦っています。そのときは加藤くんのいた早稲田実業が6-0で勝ちましたが、今度はどうなるか?杉内くんはリベンジをしたいところ


・1回表

1番瀧澤くんがライトへの大飛球を放ちますが、

フェンス手前で失速しライトフライ。

2番吉澤くんと3番福岡くんは共にショートゴロに倒

れ、この回三者凡退に終わります。

吉澤くんはレフトポール際にあわやホームランかという当たりを放ちます。ファールになりましたがひやりとしました。


・1回裏

2番杉内くんが高めのストレートをライト前に弾き

返すヒットを打つも後続が倒れこの回無得点。早稲

田大の早川くんはストレートをコーナーに正確につ

くことができ、1番小川くん4番松本くんは外角の球

を見逃し三振に打ち取られました。まさに手が出な

いという感じでした。


・2回表

先頭の4番加藤くんが1,2塁間を破るヒットで出塁。

1アウト後加藤くんが盗塁をしかけるも栗林くんの

好送球でタッチアウト。6番村田くんは空振り三振

に倒れます。


・2回裏

1アウト後6番片岡くんがライト線を破る2塁打で出

塁。7番栗林くんがファーストファウルフライに倒

れると、8番鎌倉くんがサードへのボテボテのゴロ

を放つも足がまさり内野安打。2アウト1,3塁で9番

本間くんでしたが空振り三振に打ち取られ先制なら

ず。

・3回表

1アウト後8番岩本くんが四球を選び出塁します。

9番山野くんが送りバントを試みるもサードへのフ

ライに倒れ、2アウト。1番瀧澤くんはセカンドゴロ

に倒れこの回終了。


・3回裏

2アウト後3番山内くんがファーストへの内野安打で

出塁するも4番松本くんが空振り三振に倒れます。

早川くんは松本くんと対する時、明らかに速いスト

レートを投げ込みます。力付くで抑えに行きます。


・4回表

1アウト後3番福岡くんがレフト前ヒットを放つも、

4番加藤くんが投手への併殺打に倒れます。

3人で倒れるも早稲田大の打球が明らかに違いまし

た。2番吉澤くんはセンターフライもフェンス手前

まで持って行きましたし、福岡くんもヒットも芯で

捉えた当たりでした。


早稲田大の選手交代。1番瀧澤くんに代わり岡本くん(早稲田実)がレフトに入ります。
・4回裏

2アウト後7番栗林くんがフルカウントからファウル

で粘り四球を選ぶも8番鎌倉くんがショートフライ

に倒れます。

ようやく試合が動きます。
・5回表

先頭の檜村クンはショートゴロを放ちますが杉内

くんがファンブルしエラーで出塁します。1アウト

後7番小藤くんがライトへの2塁打を放ち、1アウト

2,3塁と先制のチャンス。

ここで8番岩本くんがライトへの犠牲フライを放

ち、1点を先制します。尚も2アウト2塁で9番山野

くんがセンター前にヒットを放ち2塁走者の小藤

くんはホームを狙いますが、センター小川くんの好

返球でホームタッチアウト。追加点はなりませんで

したが、この回1点を奪います。


早稲田大の選手交代。9番山野くんに代わり藤野くん(江戸川学園取手)がセンターに入ります。
・5回裏

2アウトから2番杉内くんがライト前にヒットを放つ

も3番山内くんがセカンドへのフライに倒れ反撃な

らず。


同志社大の選手交代。投手の溝田くんに代わって西村くん(今治西)が入ります。
・6回表

1番滝澤くんをスライダーで三振に打ち取り1アウ

ト。2番吉澤くんは四球を選ぶも3番福岡くん4番

くんはレフトフライに倒れこの回無得点。

吉澤くんはこの回もレフトポール際に大ファールを

放ちました。初回からいい当たりを連発する吉澤

くん。桐蔭時代は2年夏から4番を打っていただけに

強打は大学でも健在です。


早稲田大の選手交代。投手を早川くんから柴田くん(早大学院)へ、村田くんに代わって中川くんが入ります。大阪桐蔭で2度目の春夏連覇した主将の登場におもわず興奮しました。
・6回裏

4番松本くんからの好打順もサードゴロ、5番小川

くん、6番片岡くんはライトフライに倒れこの回無

得点。


・7回表

2アウトから7番小藤くんがライト前にヒットを放ち

ます。8番岩本くんの代わりに大宮くん(早大本庄)が

打席に立つも空振り三振に倒れました。


この回も私的に嬉しいことが
・7回裏

7番栗林くんがショートフライに倒れ1アウト。

8番鎌倉くんのところで代打に青地くん(大阪桐蔭春

夏連覇の2番打者)が入ります。初球からフルスイン

グするなど積極的な打撃を見せるもサードファウル

フライに倒れました。

9番本間くんはセカンド内野安打で出塁も1番小川

くんがセンターフライに倒れ3アウトチェンジ。


アウトになったとは言え、青地くんが出場しただけ

でも嬉しいですし、ファーストにはかつてのチーム

メイトの中川くん。この構想をみるだけでも熱い。


同志社大の選手交代。投手西村くんに代わり井上
くん(大阪桐蔭)が入ります。控えながら選抜優勝を経験しています。
代打の青地くんはライトへ、ライトの山内くんはレフトに回ります。

・8回表

9番藤野くんが初球を叩くもセカンドゴロ、1番岡本

くんもセカンドゴロ

2番吉澤くんに代わって丸山くん(広陵)が1,2塁間を

破るヒットを放つも3番福岡くんが三振に倒れます。


早稲田大の選手交代。投手柴田くんに代わり徳山
くん(大阪桐蔭)。17年春に優勝した時のエース
井上くんとチームメイトでこの対決もまた熱い。

・8回裏

2番杉内くんからの好打順も三者凡退に終わります。

わずか9球に終わったイニング。徳山くんも元気そ

うでなによりです。


同志社大の選手交代。投手井上くんに代わり難波
くん(PL学園)。監督不在のPLで14年秋に大阪大会準優勝、15年夏はベスト8に導いた右腕がここで登板

・9回表

加藤くんに代わっていた森西くん(津山)が打席に立

つも空振り三振。5番檜村くんはセカンドゴロ。6番

中川くんは四球を選びますが、7番小藤くんはセン

ターフライに倒れます。


早稲田大の選手交代。投手徳山くんに代わり藤井
くん(関)。

・9回裏

このまま終わるわけにはいかない同志社大学

先頭の5番小川くんが執念のセンター前ヒットで出

塁。6番代打の山下くん(高松商業16年準優勝のサー

ド)が2ストライクからでも送りバントを試みるも失

敗で1アウト。7番に代打四川くん(履正社16年主将

で甲子園にも出場)。3球目に盗塁をしかけるもタッ

チアウトで2アウト走者なし。四川くんはフルカ

ウントから3連続ファウルで粘り迎えた9球目、イン

コースのボールがストライクと判定され見逃し三振

で3アウト試合終了。


1-0早稲田大が勝利しました。


雨が降りしきる中最後まで諦めずにプレーをした同

志社大学の選手たち。お疲れ様でした
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感想

早稲田大学が勝利したが得点以上の力を感じまし

た。まず打線ですが、早稲田大の選手は甲子園で活

躍したチームの主砲が集まっておりどの打者も力が

ある。1巡目は抑えられるも初回から特大のファー

ルを打って力を見せつけ、2巡目以降はしっかり対

応し点を取ってきた。同志社大の継投と守りもあっ

て1点で済みましたがもっと取られてもおかしくな

い、それほど強力に感じました。

 また、投手がいい。先発早川くんは制球がよく、右

打者のアウトコース、左打者のインコースには自信

を持って投げており、全力ストレートでもしっかり

コーナーを突く。同志社の打者はおもわず手が出な

い感じでこのコースで見逃し三振を取られるケース

が多かった。早川くんは走者1塁からの長打かホー

ムランを狙わない限り点が取れないイメージで高3

の甲子園での失点の大半はホームラン。大学生は高

校生より体格が格段に良いとは言え、木製バットを

用いて広くてフェンスが高い皇子山球場でホーム

ランを狙うのは難しい。同志社大学は早稲田より

一本多い7安打を放つも連打がなかった。得点圏に

進めようとしたのですが、早川くんはギアを上げて

全力ストレートがコースをつくとなるとそれはそれ

で点を取るのは難しかったのかなと思ったりしま

す。


同志社が敗れたのは残念ですが、両チーム高校時代

に活躍した選手を多く見ることができ、それだけで

も十分楽しかったです。知っている選手が多いと注

目する点が多くなって試合を見るのが楽しくなりま

すね。


なにより桐蔭出身が多かったです。両チーム3人ず

つ出ており、投手陣は共に無失点。野手陣は無安打

でしたが岩本くんが唯一の得点を挙げました。試合

に出ていない選手もいますし、これからの活躍に期

待しています。


同志社ー早稲田の定期戦は毎年行われるようで今年

は関西でしたが来年は関東で行われるそう。関東は

中々行くことはないのですが機会があれば行こうか

な。





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