1球で試合が変わる 智弁学園が接戦で初戦突破

こんにちは、Ujiです。

10月20日に佐藤薬品球場で行われた近畿大会1回戦

智弁学園(奈良1位) VS 神戸国際大付属(兵庫3位)

の試合を見てきました。

両チーム奪った得点は本塁打によるもののみ。両チーム投手が良く、1球で仕留めないと点にならないほど緊迫した試合でもありました。
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スコア

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感想
 共に本塁打のみによる得点での一戦。両チームの投手が良く簡単に点が入る状況ではなかった。それだけに1球に対する集中力がモノをいう試合にも思えた。

私は智弁学園の西村くんの投球に注目していた。今年の5月に近畿大会で初めて見たのだが
、チェンジアップとストレートの緩急を使った投球で智弁和歌山打線を封じた。1年生とは思えない落ち着きぶりに驚いた。今回も神戸国際打線にどう立ち向かうのか?ただ、この試合の西村くんの立ち上がりは苦しかった。

神戸国際打線はまずチェンジアップを狙い打ちした。初回先頭の柴田くんがサードライナーに倒れるもののチェンジアップをしっかり捉えた。2回は4番笠松くんが高めに浮いたチェンジアップをレフト前に運んだ。チェンジアップを狙う神戸国際打線にストレート中心の投球になるも簡単にゾーンに投げれずカウントを悪くすることも。そんなことがあり6番武本くんにはフルカウントから甘く入ったストレートを捉えられ先制の2点本塁打を許した。ピンチは続く。3回にも先頭の岸くんに四球を与えると2アウトながら3塁に進められ打席には3番浅川くん。西村くんは2ストライクまで追い込むと最後は低めにチェンジアップ。これを浅川くんは手を出してしまい空振り三振に。ピンチを脱した西村くんはここからストレートとチェンジアップをうまく使って神戸国際打線に得点を許さなかった。

終わってみれば西村くんは9回を4安打2失点で抑えたが5四死球を与えたように制球に苦しむ場面もあった。走者を気にするようで何度も牽制を入れたり、打者に集中できないせいかカウントを悪くすることもあった。甘く入れば長打もある神戸国際打線の怖さもあったかもしれない。そんな中で3回2アウト3塁で三振を奪ったチェンジアップは試合を左右する大きな1球に思えた。4回以降チェンジアップは高めに浮くことが少なくなり無失点に抑えた。

敗れた神戸国際だが打線に怖さを感じた。序盤は甘く入ったチェンジアップはアウトになってもしっかり捉えており、西村くんが投げにくくなったところで甘く入ったストレートを本塁打にした。狙った球は逃さない打撃に凄さを感じた。9回は無得点に終わったが1,2塁と攻め立てるなど粘りも見せた。本塁打を放った武本くんは近畿大会で初のメンバー入りで初スタメン、初打席でいきなり結果を出した。代打の隠地くんは旧チームで主軸を打ったこともあるなど力のある打者は揃っている。ただそれもあるせいか俺が決めたる!と言わんばかりにフライアウトで倒れる場面が目立った。右打ちやゴロなど走者を進める打撃がすれば得点力がさらに上がると思う。岡野、角谷両投手が良くそう簡単には崩れなさそうなので得点力が上がれば接戦に強くなり、明石商業にも勝てるとおもいます。ひと冬超えた神戸国際が楽しみです。

この試合で2本塁打を放った前川くんは1年夏から4番を担う強打者。2本とも打った瞬間にそれとわかる当たりでスタンドがどよめくほど。パワーは勿論初球で仕留める集中力も兼ね備えています。まだ1年生ですが既に雰囲気を漂わせています。これからマークされていきますがそのなかで如何に結果を残すか、注目していきたいです。

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