第15回タイガースカップ1回戦 関メディベースボール学院ヤング対木津川シニア 共に守備力が高く締まった試合に

Ujiです。

1回戦最後の試合は関メディベースボール学院ヤング対木津川シニアとの一戦。

16時を回り甲子園が冷え込んで寒い中試合を観戦することになりました。しかしそんな寒さを少し忘れてくれるような守備練習。共に非常に鍛えられており接戦の予感がしました。その予想通り接戦になりましたが、走攻守全ての面で関メディのレベルの高さを感じました。

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スコア


タップすると拡大して見れるようになっています。
緑線が投手交代を意味しています。


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感想
 引き締まったゲームだった。両チームの守備が非常に鍛えられており両チーム合わせてエラーは1つ、その1つが決勝点に繋がったのだがそれ以外はミスする気配がなかった。序盤から終盤まで関メディの野球レベルの高さを感じた。


まずは初回裏の守備
0アウト1塁から2番廣田くんのバントをファーストが処理するもセカンドが入っておらず内野安打に。守備がいくらうまくても立ち上がりはばたつくなど不安定だった。とはいえ、後の打者をしっかり抑えて先制を許さなかった。
抑えた選手も凄いがベンチワークも良かった。先頭打者に四球を出したところで早くも貴重な守備のタイムを使った。守備のタイムで一回気を落ち着かせようとする作戦か?この後の松本くんの制球は安定していた。このタイムは非常に効果的だった。


次に2回表の攻撃
1アウト2塁から6番小林くんのところで二塁走者が盗塁を仕掛けた。これに慌てたのか捕手の圖子くんの送球がそれ、外野に抜ける間に二塁走者は先制のホームを踏んだ。唯一のミスが決勝点になった。
 圖子くんは初回で盗塁を刺すなど肩も強く送球も良い。そんな中でも関メディは恐れず盗塁を再度仕掛けた。投手のモーションがわかるかのように盗塁にスタートは上手く切れていた。圖子くんの送球が逸れてなくてもセーフになっていた。守備が堅いもの同士、打つだけで点を取るのは難しい。そういう状況では足も使えると攻撃の幅が広がる。関メディの走塁は相手のミスを誘発するほど強力だった。


そして6回裏の守備。ここが一番驚いた。
先頭打者に三塁打を打たれ一打同点のピンチ。ここで関メディの内野陣は前進せず定位置で守っていたのだ。クリーンアップに繋がるのもあったかもしれない。とは言え、同点になれば木津川シニアは勢いを増し逆転する可能性も充分ある。その中でも定位置で守った。また、このときの関メディの守備が信じられないほど落ち着いていた。普段からこういう練習をしているのか、慣れているかのように立ち振る舞っていた。実際クリーンアップをしっかり抑えて同点を許さなかった。ピンチを脱した関メディは7回に1点を追加し勝負を決定付けた。


守備はピンチに動じず、攻撃は各打者にパワーがあり外野の頭をはるか上を超す打球を飛ばしては走塁でチャンスを拡大する。とても中学生が試合をしてるとは思えないくらい走攻守にレベルの高いチームだった。甲子園は初めての関メディベースボール学院ヤング。これからも勝ち進んでその名を世に轟かせてほしい。


敗れた木津川シニアも守備が非常に上手かった。攻撃も得点圏に走者を進めて好機を伺った。しかし、関メディの松本くんの角度あるボールに外角に正確に決まる制球力の前に得点が奪えなかった。木津川シニアも攻めたのだが、関メディの守りが非常に良かった。

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