第15回タイガースカップ開幕試合 播磨ボーイズ対神戸中央シニア 播磨の高松くんが6回10奪三振の好投

こんにちは、Ujiです。

11月30日と12月1日に行われたタイガースカップを見てきました。タイガースカップは私の中学野球観戦の原点です。ここでは関西1を争うだけあって好選手が一度に多く見れる貴重な大会。去年は紀州由良シニアの塩路くんや紀州ボーイズの沖くん、そして京田辺ボーイズの松尾くんに谷口くんが印象に残りました。


まずは開幕試合となる播磨ボーイズと神戸中央シニアの一戦。試合は播磨ボーイズが走攻守で神戸中央シニアを圧倒する形となりました。
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スコア



タップすると拡大して見れるようになっています。
緑線が投手交代を意味しています。
大会規定(試合開始から1時間50分を超えて7回を終了していなかったらその回の攻防で試合が終了する)により6回までとなっています。
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感想
 播磨ボーイズが神戸中央シニアを7-1で圧倒した。
播磨ボーイズは3回に重盗で先制すると4回は満塁から塩田くんと久保くんのタイムリーで4点を奪って主導権を握り、投げては先発高松くんが6回1失点の好投で10個も三振を奪った。播磨は走攻守とあらゆる面でいいところが出た。


今日は高松くんの投球がよかった。まずはストレートの球速。タイガースカップ出場者でもこの時期は110km/h台が多く120km/hが出れば良い方だが、高松くんは常時120km/h台で最速130km/hも記録した。しかも6回で100球を越えた当たりで最速を叩き出したのだから肩のスタミナや強さがある。

また、スライダーが良かった。変化が大きく110km/h台とストレートとの球速差があまりない。打者は見分けがつきにくいのか空振るシーンが多かった。特に右打者への外に逃げるスライダーに苦戦しており、10個中6個はそれによるものだった。追い込まれたあとは三振を覚悟してしまう。

さらに制球力も抜群だ。しっかりコースに投げており、右打者のアウトコースにしっかり投げることが出来ていた。例え外れてもボール1個分くらいの差でカウントを取られてもおかしくないくらい正確に投げていた。ストレートは勿論スライダーもしっかりコントロールできるので三振を多く取れるのも納得が行く。


バックも頼りになる。ショートを守る田中くんは肩がかなり強く、タイガースカップで見たショートの中で1,2位を争うくらい。また、状況判断も優れている。1点リードの4回の守備1アウト2塁で7番谷口志くんのショートへの当たりを取った。田中くんは一塁は投げることが出来なかったが、二塁走者が飛び出しているのを見逃さず三本間での挟殺プレーでアウトにした。これが無ければ1アウト1,3塁とプレッシャーのかかる場面になっているところだった。ピンチを脱した播磨ボーイズの後の攻撃で4点を奪い試合を決めている。そう考えると4回の田中くんの守備は超好プレーだった。

切込隊長久保くんは攻撃に勢いをもたらす。1番打者として全打席出塁しており、3回は先制点をもたらす重盗に絡んでおり、4回は勝負を決める3点三塁打を放った。打ってよし走ってよしと1番としては十分すぎる働きをしていた。

好選手を数多く揃えている播磨ボーイズはこれからの戦いぶりに注目だ。


一方、敗れた神戸中央シニアだが存在感を示す選手がいた。
まずは3番池下くん。神戸中央シニアの各選手がスライダーに苦戦している中、彼は初打席で甘く入ったスライダーをしっかり捉えて二塁打にした。あとの打席ではスライダーをしっかり見極めて四球を選んだ。5回に選んだ四球では得点にもからんでいる。

捕手の川口くんもガッツあるプレーを見せた。初回の0アウト1,2塁のピンチにバンとフライをしっかりキャッチした。飛び出した走者を刺すなど三重殺を決めた。三重殺を生で見るのは初めてです。立ち上がり制球に苦しむ投手を救う好プレーでした。


タイガースカップ開幕試合は大差となりましたが好選手が多く活躍していました。中でも高松くんの130km/hを見たときは私も驚きました。早くもいいモノを見たなあと思っていたのですが、まさか次の試合でこれより驚くものがあるとは当時知る由もありませんでした。



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