京田辺ボーイズが綾部ボーイズをコールドで下し準決勝進出

こんにちは、Ujiです。

2月11日に行われた第50回ボーイズリーグ春季全国大会京都予選

京田辺ボーイズ 対 綾部ボーイズ

の試合を見てきました。



今年初めの野球観戦。2か月少ししか間隔が空いていなかったですがとても長く感じ、早く試合が見たくてウズウズしていました。それだけに今日試合を見れたのがなにより嬉しかったです。

今年からは試合展開や活躍した選手を分けて書くようにしました。一つにまとめて書くより分けたほうが見やすくなり時間もかからないと思ったのですが、過去最高クラスに量が多くなり、当然書くのに時間もかかりかかりました。

長くなりますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。


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目次

  • スコア
  • ハイライト
  • 試合展開
  • 本日のヒーロー、注目選手
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スコア
















タップすると拡大して見れるようになっています。
打撃成績の緑線が投手交代を意味しています。
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ハイライト

  • 1回表 0死2,3塁で嘉門くんが先制打
死球とエラー、さらに暴投で0アウト2,3塁のチャンスで3番嘉門くん。衣川くんの高めのストレートをしっかりとらえてレフト前ヒット。2者が生還し2-0と先制に成功します。


  • 2回表 1死1,2塁から隙のない走塁
岩口くんのタイムリーで1点を加え、尚も1死1,2塁のチャンスに打席は森田くん。衣川くんが低めに投げた球を捕手の西田くんが弾く隙に走者がそれぞれ進塁します。

このとき2塁走者は投手の片山くん。投手が塁に出ると投球に悪い影響が出ないように走塁は自制することが多い。にもかかわらず片山くんは積極的に次の塁に進んだ。それが功を奏したのか衣川くんが押出の四球を与え、片山くんはゆっくりとホームに帰ってきた。


  • 4回表 0死2塁 サードゴロで二塁走者が進塁
 京田辺ボーイズは4連打で3点を加え7-0とリードし尚も0死2塁のチャンスに4番岸本くん。サードゴロに倒れるも二塁走者が三塁に進んだ。この場面ではサードはゴロを捕った後、二塁走者の嘉門くんを目で牽制し二塁ベースに戻したのを確認してから一塁に投げた。その瞬間、嘉門くんは三塁へ猛ダッシュし三塁に進んだ。どうしてもスタートが遅れるため進塁しないのが普通だが、そんな状況にもかかわらず嘉門くんは進塁した。これで綾部バッテリーが動揺したか、5番森本くんのところで暴投があり嘉門くんは楽々ホームイン。足で1点をもぎ取った。

 1点を取るために常に次の塁に進むことを考えたプレー。大量リードをしている中でもその意識はぶれなかった。

  • 4回裏 2死2塁で鈴木くんが一矢報いるタイムリー
一矢報いたい綾部ボーイズ。この回から登板した森田くんから2死2塁とこの試合初めて得点圏に走者を置いた。打席は鈴木くん。高めのストレートをとらえて右中間を深々と破る3塁打。ようやく飛び出たタイムリーヒットに鈴木くんは三塁上で激しくガッツポーズ。



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試合展開

 京田辺ボーイズが綾部ボーイズを8-1の5回コールドで下し、ベスト4に進出した。相手の立ち上がりをうまく攻めて先制に成功すると2回には2点、4回は4点と計8得点を奪い主導権を握った。投げては片山くん、森田くん、田中くんのリレーがうまくいき5回1失点。四死球0と安定した投球で綾部打線に付け入る隙を与えなかった。
 
 この試合のポイントを大きく3つに分けたのでそれぞれ説明しようと思う。
 
  • 投手の立ち上がり
 投手はどうしても立ち上がりが不安である。制球が安定しなかったり、球速が出ない、変化球が曲がらないなどの理由から打ち込まれ初回で試合が決まるケースはプロでもよく聞く話。

 綾部の衣川くんも例外ではない。先頭打者に強気にインコースを攻めるも死球を与えてしまった。するとここからミスの連鎖が起こった。2番森田くんのバントを衣川くんは処理し二塁に投げるも悪送球でオールセーフに。さらに暴投で0死2,3塁とピンチを広げると、3番嘉門くんにヒットを打たれ先制を許した。そのあとも4四死球を与えるなど制球が安定せず安打も打たれ8点を失った。

 一方で、片山くんはストライクゾーンにしっかり投げることで先頭打者をゴロで打ち取った。初回こそ安打を許したが打たれたのは1本のみ。降板するまでの3回を0で抑えた。


不安な立ち上がり、先頭打者の結果が試合を大きく左右されてしまった。



  • 攻めの京田辺と待ちの綾部
 こう書くように両チームの攻撃スタイルが対称的だった。3回までにファーストストライクを振った人数は京田辺は8人(17人中)であるのに対し、綾部は3人(10人中)だった。
 
 ファーストストライクから振ることで徐々にタイミングが合うし、投手にプレッシャーを与えることもできる。京田辺は併殺に倒れることもあったが、ファーストストライクから振っていくことでタイミングを合いだし、2回にはどの打者も衣川くんの球をとらえるようになっていた。徐々に投げる球がなくなった衣川くんはコースを攻めることができず四球を与え押出による失点も喫した。

 一方綾部は片山くんの球にすぐには手を出さずじっくり見た。3回までに40球、一人当たり4.0球投げさせることで簡単に攻撃を終わらせなかった。これは京田辺の3.0球(打者17人に51球)を上回った数字だ。確かにアウトになった割に球数投げさせているなと感じた。ただ、「怖さ」を感じなかった。振っていくことで片山くんにプレッシャーをかけたかった。

最も振っていった4回は5人中4人がファーストストライクから振っていき、3番西田くんは14球粘った後二塁打を放っている。さらに1点も奪っている。この打撃を貫けばもっと点が取れたと思う。そう考えるともったいない気がする。


  • 常に次の塁に進む意識
 京田辺の走塁意識の高さに驚いた。ハイライトの2回と4回に書いたようにほんのわずかなスキがあれば次の塁に進む、大量リードを奪っても気を抜くことはない。また、投手野手関係なく行っている。

京田辺はタイガースカップやジャイアンツカップに出場するなど大舞台を経験している。大舞台では勝つにはどうするか?先ほど述べたファーストストライクから振っていくスタイルも大事だろう。さらに走塁でも攻める必要もある。これらがミックスされたら守る方はひとたまりもない。

嵯峨野ボーイズに山本くんという非常に素晴らしい投手がいて当たる可能性も十分ある。打つだけで攻略するのは難しい。ただ、常に先に進む意識のある走塁を絡めた攻撃をすれば攻略できるのではないかと思います。もし勝てば全国への道が切り開かれ上位に進むと思います。そう考えると今からワクワクしています。


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本日のヒーロー、注目選手
 
本日活躍した選手及びこれからも活躍が楽しみな選手を紹介します。

  • 嘉門くん (京田辺ボーイズ 3番捕手)
 主導権を奪う初回の先制打と4回にもタイムリーヒットを放つなど2安打3打点の大活躍。守っては3投手をうまくリードし綾部打線に的を絞らせなかった。捕ってから二塁への送球タイムですが、今回測れていないのでわかれば伝えます。


  • 片山くん (京田辺ボーイズ 9番投手)
 ストライクゾーンを広く使って打たせて取る投球をする。ストレートの球速はそんなに速く感じないが、チェンジアップとの見分けがつきにくいためかタイミングは取りづらい。打撃では9番にいるものの全打席出塁しているのでいい形で上位に回した。また走れる意識もあるので攻撃の幅も広がる。侮れない存在かも。

  • 岩口くん (京田辺ボーイズ 1番二塁手)

 先頭で出塁して先制のホームを踏むと2回には追加点のタイムリーヒット。全打席出塁プラス2本のタイムリーヒットと一番打者として申し分ない働きを見せた。


  • 岸本くん (京田辺ボーイズ 4番右翼手)


 下半身ががっちりしておりとらえた時の打球を見たかったが、残念ながら無安打。次に期待。アウトになっても気落ちせず、ベンチから元気よく声を出してチームを鼓舞し続けた。

  • 西田くん (綾部ボーイズ 3番捕手)
 チーム唯一の2安打。4回に粘った末に放ったヒットには意地を感じ、チームに勢いを与えた。


  • 衣川くん (綾部ボーイズ 4番投手)
 

立ち上がり苦しんだものの、ときおり投げるストレートはスピンがかかって将来性を感じた。縦の変化球でカウントが取れたらおもしろい存在になるかも。


  • 鈴木くん (綾部ボーイズ 5番右翼手)

 チーム唯一の得点を挙げた。高めのストレートをしっかり弾きかえし、必死の走塁でタイムリー三塁打となった。三塁到着後は全身で喜びを表現した。


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