昨年の県王者対決は湖南ボーイズに軍配


こんにちは、Ujiです。

今回はボーイズ滋賀予選準々決勝

野洲ボーイズ 対 湖南ボーイズ

の試合を書きます。


本来は2月22日土曜日に試合をする予定が雨で中止に。23日日曜日に延期し、天気は回復したものの使用するはずの彦根球場のグラウンドはびしょぬれ状態。ボーイズ関係者は試合を開催しようと球場を探し、試合開始時間を考えるのに苦労するなどバタバタした一日でした。滋賀ボーイズ関係者、選手の親御さん、そして選手の皆様、お疲れ様でした。

二年連続の春の全国を目指す野洲ボーイズと夏に続く全国を狙う湖南ボーイズの一戦は湖南ボーイズに軍配。湖南は1点を勝ち越された4回に相手の守備のミスなどで追いつくと、内野安打で逆転。そこから相手のミスも重なって点を積み重ねて9得点。途中登板した石田くんが見事な火消し役。9-4で湖南が初戦を突破しました。

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スコア















野洲ボーイズの打撃成績


湖南ボーイズの打撃成績




投手成績とスコア


タップすると拡大して見れるようになっています。
緑線が投手交代を意味しています。

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感想

 昨年の春と夏の県王者対決は湖南ボーイズに軍配が上がった。

勝因は湖南の強力打線にある。1番から9番まで振りが鋭く、捉えた打球はかなり速かった。それにより野洲の投手は圧を感じたと思います。

まずは初回。1番浅野くんが捉えた当たりはサード正面。ライナーアウトになったものの、浅野くんの打撃で後の打者が行けると思ったのか、快打を連発し3点を奪った。スイングに迷いがなく、振りぬいた打球が野手の間をどんどん抜いていった。


2回に野洲が投手を堀口くんに代えた。打者一巡目を押さえられたものの、2巡目以降は湖南打線は簡単に倒れないようになった。ボール球には手を出さず自信をもって見逃した。

野洲の堀口くんとしては際どいコースを攻めて打ち取りたいが、湖南打線がその手に乗らない。カウントを悪くしては四球を出してピンチを広げ、安打などで失点を重ねた。逆転された4回だけで四死球は4つ、暴投は3つも記録した。自滅というよりは湖南打線の圧が堀口くんを追い込んだ気もした。

湖南ボーイズには去年の田井くんのようにずば抜けた選手をいない。しかし、高い能力を兼ね備え、旧チームからの経験者がずらりと並ぶ。切り込み隊長の浅野くん、守備範囲の広い上原くんに、強肩の宮野くん、捕球から二塁送球まで2.1秒の坂根くん、去年は4番も座っていた市村くん。そして今日は登板がなかったが、昨夏からの主戦投手伊藤くん。攻守の軸に経験者がいるのは頼もしい。さらに好投した石田くんもいる。盤石の戦力を誇る湖南ボーイズは他チームからしたら脅威でしかない。


一方野洲ボーイズは敗れたものの、リードされても追いつき一時は逆転するなど意地を見せた

3回に相手のミス(記録はセンター前ヒット。センターフライも太陽が重なって見えたのか上原くんは捕球できず)からチャンスを作り、5番岩佐くんがセンターオーバーの同点二塁打。4回もショート強襲の安打で試合をひっくり返した。3,4回の攻撃には勢いがあり、もしかしたら勝てるのでは?と思った。

しかし、勝ち越した直後に守備のミスから逆転を許したのがもったいなかった
4回先頭の市村くんの打球をサード橋本くんが好捕し、一塁に投げたもののボールがグラブからこぼれた。そこから連続四球などで満塁になった後、3番宮野くんのサードへのボテボテのゴロも送球が間に合わず逆転のタイムリーヒットに。これが決勝点になった。


寒い中、まだまだ動きが堅い時期。慣れないポジションもあったかもしれない。とはいえ、ミスから逆転したのは悔しい。

この試合から捕球や送球に課題が見られた。ただ、野洲ボーイズは普段守備に力を入れており、去年も堅守で滋賀を制している。夏までには守備の課題をしっかり改善してくるだろう。ここで終わると思えない。野洲ボーイズは伸びしろがたっぷりあるので夏にはどうなっているのか今から楽しみです。

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